profile





ブログに書いたボタン改造専コンの製作過程(専コン改造日記)の転載。
以前管理していたホームページは閉鎖状態(見られますが)となりまして、ここで改造日記だけを公開しています。
上から順にどうぞ。これはあくまでも改造日記であり、改造したい人向けの説明が詳細に載っているわけではないので、
「作りたいけどわからないよ!」って方はお気軽にTwitterでお知らせください。

Twitterボタン

ちなみに、最終的に完成した専コンはこんな感じです。



〜〜2010/12/19 芝ボタン注文〜〜

これから専コン改造日記と題しまして、専コンの改造をまったりやっていこうかな、と思います。
お金はそんなにかけられないので、今回の目標は、

・専コンのボタンをACと同じものに改造する

・押すと光るようにする

だけです。すぐ終わっちゃうかも・・・

とりあえず、まずは関係ないとこから。
前に鍵盤ユニットをスクラッチから離したんですが、そのとき間に挟んだのが発泡スチロールで、
改めて考えるとかなりダサいので、スポンジゴムに変えました。
P1001320

↓↓↓↓↓

P1001321

ちょっとよくなったかな・・・。
下の部分、コネクタが丸出しですが、後々使用しなくなったときにゴムで埋めようと思います。
いまはとりあえずこのままで。
ゴムにしたことで、安定感も増しました。がっちり固定できます。


で、交換するためのボタンを注文。
本物の筐体に使われているのは三和電子製のボタンなんですが、1500円もします。1つだけで。
そこまでして本物を使おうとは思わないので、安価な芝商事製のボタンにしました。
これなら500円で買えます。
送料込みで5000円ほどになってしまいましたが・・・白4つ、スモーク3つ注文しました。

P1001326

なんかこれ見ただけで感動してきます。

分解しました。

P1001327

本当はもっと分解できますが(電球とスイッチを分離できる)、壊しそうなのでやめときました。

とりあえず動作確認。
昔、コントローラを自作したときに使ったコントローラのあまりを使って、
ボタンひとつ分だけ配線してみました。
めちゃくちゃ適当です。製作時間たった5分。
光らせるためにはACアダプタとかを調達しなきゃいけないので、今は光りません。
基盤のボタン部分を削って、半田でくっつけました。

P1001328

これはひどい・・・
けどとりあえず、ちゃんと動いたのでよかったです。
でもやっぱり、ボタンが硬いです。評判どおりですね・・・
というわけで、中に入っているバネを切ってみました。

P1001329

早くも後戻りできない作業を行いました・・・
バネはなかなか購入できないので、失敗したら終了です。
ボタンが戻りきるのに必要な長さより半巻きくらい長くなるように切りました。

押してみると意外にいい感じです。ちょっと硬い気もしますが、
これ以上切るとボタンが戻ってこなくなる危険性があるので。
マイクロスイッチの交換がいいみたいですが、お金もかかるのでとりあえずデフォルトのものでいこうと思います。
今回はこれだけ。
年末に友人と旅行に行くついでにアキバに寄ってくるので、そこで必要な部品を調達しようと思います。
LEDとウェッジベース、スタートセレクト用ボタン、ACアダプタ&DCジャック、ギボシ端子など。
というかこれで全部ですが・・・
ACアダプタはハードオフであさってくればいいかな。楽しみです。


〜〜2010/12/25 ボタン接続〜〜

100均でギボシ端子を購入。30個。
本当はカー用品店などでちゃんとしたものを買うべきなんでしょうが、メスしか必要ないし、
絶縁も必要ないのでこれでいいかなと。

P1001338

トランジスタを使う予定でしたが、実際配線してみるとぜんぜん動かない・・・反応しっぱなしになっちゃうんですよね。
たぶんACアダプタをつないでないからだと思います。つなげば使えるんでしょうが、これではACアダプタなしには
使えないコントローラになってしまい、利便性が悪いです。そこで、配線も楽でおそらくアダプタなしでも使えるであろう、
ダイオードを使った方法でいくことにしました。
ACアダプタはまだ買ってないので、まず光らないものを作ります。
とりあえずGNDはどのみち同じ配線になるので、ギボシ端子につけちゃうことにしました。
つなぐとこんな感じ。

P1001348

さて、ボタンをはめるために、ユニットの表面部分を加工します。

P1001350

こんな強そうなものが家にあったので使うことに。

P1001351

こんな感じでとっていきます。

P1001352

ああ、友人からもらった大切な専コンが・・・
もう戻れない・・・
せっかく生産されたボタン本体も、ゴム板も基盤ももう使われなくなってしまうのか・・・
なんかかわいそうだな・・・。
まあ、友達の専コンが壊れたときに使えると思うのでいいんですが。
絶対完成させなくては。

やっと一箇所削り終わってはめてみました。
これはいい!ただ疲れる・・・ 1時間以上かかりました・・・これからどうしよう・・・
電動のアイテムをいろいろ使ってみようかな・・・
P1001353

線を切って、配線。
こちらはのちのち配線変えるのでまだギボシは使いません。

P1001357
P1001358


〜〜2010/12/28 ボタンの専コンへの取り付け〜〜

この日は本気出しました。

まず、鍵盤ユニットのボタン周りを削る作業が終了。
これは一番大変な作業なんですが、グラインダーを使うことによって、傷が付くリスクは高まるものの、
作業がめちゃくちゃ早くなります。1時間ちょいでおわったんじゃないかな?ただ、プラスチックの溶けた悪臭が
辺りを包みます。気持ち悪くなります。寿命縮まったかな・・・
P1001360


で、ボタンをはめる。おおおおお!
P1001361


裏に穴を開ければ、ふたが出来るようになります。これも結構しんどい作業。ドリルで穴を開け、
糸ノコで地道に切っていきます。
P1001363


残りの二つの板にも穴を開けて・・・
P1001364


配線して・・・
P1001366


完成!!!!!
P1001367


これでとりあえずプレイ可能な状態になりました。
第一目標?達成ですね。無事に出来てよかった〜。
ただ、導線の金属疲労でGND線とかがちぎれそうな気がするので、いろいろ試して補強しようと思います。


〜〜2011/01/07 ボタン、ついに光る〜〜

シリーズ4回目の更新にして・・・
早くも改造完了!!
更新が滞ってましたが、作業はだいぶ進んでました。

まず、旅行のついでに行ったアキバでの収穫。
P1001429

買ったのは、
・マイクロスイッチ
・ACアダプタ
・LED
・整流用ダイオード
・T10ウェッジベース
・ゲームスイッチ
・ギボシ端子
です!

総額3000円程度かな。意外とかかりました。
ただ、マイクロスイッチが200円ではなく147円の安いものを買えたのでそれはよかったです。
型番は「VX5-1A2」というやつ。
本当は、押すのに必要な力が0.49Nのものを買おうと思ってたんですが、
それより軽い0.25Nのものがあったのでこちらにしました。これは軽い!
LEDは超高輝度のもの。1コ40円くらいしましたが。20個も購入。
ゲームスイッチはスタートセレクト用です。その他は省略。

んで、電流の逆流を防ぎ、基盤が死んでしまうのを防ぐための整流用ダイオードなどを配線。
抵抗は330Ωのものを接続。十分明るかったです。
P1001430


そして、ホームセンターへ。
買ったのはゴム足とパテです。
ゴム足は、専コンの下から配線がはみ出しているので、専コンを高くするためにつけます。パテは消音のためのもの。
P1001438
P1001436
P1001437

パテをつめる作業地味に楽しかったです。
粘土をいじってるみたいでした。


んで、配線完了!
より複雑でごちゃごちゃになりました!
P1001434


外見はこんな感じ。
P1001442

スタートセレクトはちょっと手抜きですが。まあ許容範囲内。
で、ACアダプタを接続してボタンを押してみると・・・
P1001433

おおおおお!!
これは前に撮ったものなのでスタートセレクトがついてませんが、他は同じです。
やばい、これはカッコイイ!
暗闇で押すと・・・
P1001440

うおおおお!
感動モノです!
これはやる気出てきた!
まあ所詮、ゲームですけどね。

この改造内で、家にあった工具たちが非常に役に立ちました。
ドリルはもちろん、グラインダーなどなど・・・
そんな中、最も役に立ったのがこれ!
P1001376

グルーガンです!
母が昔リースなどを作っていたときに使ってたんですが、それを借りました。
ギボシ端子で圧着しても、導線が金属疲労で折れてしまう。
そこで、こいつで補強したわけです。一気に気が楽になりました。
しかも絶縁できる!ってことで、接触するとまずい部分につけたりして絶縁にも有効に活用しました。
ほんとに便利です。見直しました。

また、抵抗などの必要不可欠なアイテムを分けてくれたり、基礎知識を教えてくれた友人のY君に感謝します!助かった。

というわけで、完成!
ありがとうございました!

〜〜2011/08/10 ついに皿も光る〜〜

さてさて。
今回は久々に専コン改造日記と題しまして、改造の工程を載せて行きたいと思います。
写真あんまり撮ってないんでアレですが・・・。
改造日記となると実に7ヶ月ぶり。もうあれから改造はしないと思ってたんですが、まさかの第五弾です。


まず、ずっとやってて気になることが。
それが、スクラッチの重さ、高さ、そして表面の滑りやすさです。
そしてボタンの、押したときの硬さ。
一気にまとめます。

まずボタン。
最初はピアノ線を買ってそれで自作にチャレンジしたんですが、失敗。
バネは作れたものの、大きさを均一にするのとかがムリでした。
そこで、無駄になっちゃうかもしれないけどバネ購入。全国行ったし(?)、と思い切りました。
三和バネ100g、合計20コ。2000円くらいかかりました。小さいパーツのわりに高い。

逆伸ばしなどいろいろやりましたが、試行錯誤の末・・・

P1001819
ちょうど半分にカットが最適みたいでした。
芝ボタンの特権です、この短さでもボタンを持ち上げられるのは。
バネたったの4本で済んだので、だいぶ無駄に買っちゃいましたね。

次は皿の表面。
これは簡単、滑り止めシートを100均で買って貼るだけ。

これです。
P1001821

次は皿の重さ。
皿の重さ、というか固さをかえるねじ穴がダメになってしまったので、皿の裏にワッシャーを貼りました。
P1001838

これだけ。


そして大変なのが皿の高さ。
まず、皿のユニットを載せてある土台を一部切り取って、
P1001835

ユニットの裏に貼り付け。
P1001836

土台にゴム板(高さ1cm)を置いて、
P1001831

なべタッピング(太さ3mm)で固定。長すぎたんででかいニッパーできりました。
P1001833


これで改造終了!
P1001837
P1001834

高くなったし滑りにくくなったし重くなったし、完璧だ!


・・・が。
浮かせた皿の下のスペース、かっこ悪い・・・。

こんなこともあろうかと。
友人からLEDを200個くらいもらっておきました(!)。

もう、皿の周りをピカピカにするしかない・・・!
こっから長〜い作業の始まりです。

まず、LEDを直列につなぎます。
画像では6コですが、電圧が足りず暗くなってしまったので5個に変えました。
P1001858

このパーツを合計17個も作成。
P1001860

この時点で既に3時間くらい経過・・・。
半田付けとホットボンド付けしまくりでした。

で、プラス側の導線を配線。
導線が家になかったんで、100均で買った針金つきネームプレートの針金部分(被覆つき)だけを導線として使用。ほとんど普通の導線と同じ感じでした。
P1001861

でこれにマイナス側を配線して、円形に。
P1001863
おおお!
形になった!

17個つくったんですが、実際に使用したのは16個でした。
贅沢に合計80個ものLEDを使ってます。

これをホットボンドでつけて、電圧をかけると・・・
P1001865

おおおおお!
やばい!

そして上に皿を戻して、位置を整えて・・・


じゃーん!!
P1001866

うぉおおおおおおおおおおおおお!!
かっけぇええええええええええええ!!

もっといびつになるかとおもったら意外と丸くなってくれました!

P1001868
P1001875
P1001874


LEDをつけるのにかかった時間、合計約6時間。
マジで一日つぶれた。

でもそれだけ時間をかけた甲斐がありました!
俄然やる気アップ!

もらい物なので定格がわからないんですが、たぶんそれを超える電流が流れてる(と思う)ので、
ちっちゃい抵抗はさんであげたほうがいいかな・・・発熱してるし。寿命が短くなってしまうので。


長〜く書きましたが、以上です。満足です。
さあ、みんなも手元にある専コンを改造しちゃおう!・・・。



〜〜2011/10/09 専コン豹変〜〜

これはブログに載せていない工程です。専コンが大規模な変貌を遂げました。
今回やるのは、専コンへのアクリル板の取り付け、です。
最初に某サイトで改造専コンを見たとき、とてもかっこいい!!と感じたんですが、アクリル板のついていない自分の専コンを見るといまいち物足りない。
アクリル板加工は大変だから、あきらめよう・・・と思い続けていましたが、どういうわけかやる気が出て、
気づけばそこには変わり果てた専コンの姿があったのです。

さ、まずはアクリル板を仕入れなければいけません。
学校近くのホームセンターで、アクリル板と、その下に敷くアルミシートを購入。
アルミシートは加工しやすくするために薄いものを選んだほうがいいです。
アクリル板についても、薄いほうが加工しやすくていいんですが、薄すぎるとかっこよくならないので、2mmのものを選びました。
もうちょっと厚くてもいいかな??と思いながら購入しましたが、今思えば適当な厚さだったと思います。

ゲーセン仕様に近づけるために、透明なアクリル板にしようと思っていたんですが、透明なものが在庫1枚のみ。
というわけで、僕の好きな紫色をチョイスしてみました。
鍵盤部分を紫、スクラッチ部分を透明にしようという試みです。


で、問題はアクリル板の加工です。
業者に頼めば一瞬なんでしょうが、自分でやるとなると非常に大変です。
とりあえず、カッターで何度も切れ目をつけて、ある程度まで行ったらパキっと割ることに。

はい、失敗です。ヒビが入りましたw
アクリル板はある程度大きなものにしておかないと、こういう失敗をしたときに大変そうですね。

横着はいけないということで、地道に切れ目を入れて、パキっと。
実はホットナイフも買っておいたんですが、実際使ってみるとあんまり切れないしくさいしで駄目でした。
アクリル板専用のカッターみたいなのも売っているので、それならうまくいくのかもしれません。

無事に鍵盤部のアクリル板が切り出せました。
同様にアルミシートも切ります。


角の穴は電動ドリルで丁寧にあけていきます。しかし、いきなりあけようとすると・・・


このように。パキっといきます。本当にあっけないです。地道にゆっくりあけねばなりません。

次はアルミシートに鍵盤用の穴を開けていきます。
薄いアルミシートだったのでカッターで簡単に開きました。


薄いので折れないように注意が必要です。僕は一回大失敗して努力を無駄にしました。
ためしにボタンをはめてみると・・・


ちょっとそれっぽいですね。
スタート・セレクトボタン用の穴も忘れずに。円を描いて切るのは少し工夫が必要です。


アクリル板を載せてみます。



さて、ここからが一番大変な工程です。
ボタン用の穴をひとつずつ、アクリル板に開けていきます。
はじめはカッターで試みましたが到底不可能。
小さなドリルで細かく穴を開け、その後ホットナイフで切る、という手法をとりました。




当然角がギザギザになるので、ヤスリ等で丁寧に磨く必要があります。これまた大変・・・

同様にほかの穴についても作業を進めます。


一辺だけ残しているのは、切れ目を入れて割ればオッケーだからです。

全部あけ終わって、ボタンをはめてみると・・・


ぬおおおおお!!めちゃくちゃそれっぽい!!!!!
とりあえず鍵盤部分はこれで完成です!

次はスクラッチ部分です。
皿を囲むように2つの部分に分けて製作していきます。
まずは透明なアクリル板を切・・・


ふう。またやってしまったようですね。アクリル板はなんて厄介なんでしょう。
詳しいことは省略しますが、専コンの幅に合わせてこんな感じにカットします。


手法は鍵盤部のものと同様です。相当な時間を要します。

で、専コンに乗っけてみると・・・


だいぶ様になってきました。あとは微調整をして、鍵盤をはめるだけです。
穴の大きさなどが少しでも狭いと鍵盤が入らないので、かなり根気の要る作業になりました。
また、そのままではアクリル板の縁がとがっていて危険なので、棒ヤスリで均等に角を平らにしました。
画像はないです。すみません。



そして、長い時間をかけてついに・・・


完成です!!!!!!







今回の改造での所要時間は、三連休ほぼすべてでした。
昼夜ずっと作業をしていたわけではありませんが、ひたすらアクリル板と格闘していました。
ですのでこういった改造をするには相当な覚悟が必要です。
でもうまく完成してよかった〜。

本当に、専コンを友人から買ったときはここまで変貌を遂げるとは思っていませんでした。
それでも総工費1万円もかかっていないんじゃないでしょうか。もらい物や家にあった工具なども含めたら大変ですが。

感想としては、「もう二度とやりたくない」。
これに尽きます。
でも努力した分の満足感は必ず得られますので、専コン改造、おすすめです。

ここまで読んでくださった方ありがとうございました。
また更新があるかもしれないのでそのときはよろしくお願いします!
















inserted by FC2 system